
Tonight
日本の流通の中心的な役割を担っている本牧埠頭は、東京湾の北西に位置する横浜港にあり、
コンテナ船はもとより、在来船など多種多様な商船が出入りしてる。
多くの工場が乱立し、おびただしい数のトラックが行き交い、荷を上げるクレーンの音などで活気に溢れている。終業を知らせる17時のチャイムで港は喧騒から静寂へと一変する…
コンクリートの防波堤に背をもたせ、星や月で明日を占うようにずっと眺めていた。
「太陽は食べるもの、月は眺めるもの」と言う藤木相元の著書の一節を思い出していた。
遠くからの貨物船が、桟橋で明日の荷を待っている。
一羽のカモメは、埠頭のブイで羽を休め、枯葉とコンビニの空袋が北風に舞い踊る。
足元で冬の匂いがした…
「潮はひき、潮は又満ちていく」今宵もそして明晩も‥‥by 濱 覚
(2012.11.16)