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Topics / Photo Essay Vol.18「滝 行」

滝行

滝 行
 近年、多くのOL、サラリーマンの間で滝行が静かな人気となっている。これも現代のストレス社会が生んだ
ひとつの現象なのだろうか…
綾広の滝は、都心からもアクセスが容易な青梅市の奥多摩に位置しているため、休日ともなると、
にわか修行者で賑わいを見せる。
 深々とした木々に囲まれ、鳥たちは歌い 風は優しく、そよ吹く、人と自然とが素朴に語り合える場所だ。
右側に写っているフンドシ姿の男性は滝行の指導者(神主)で、
初心者が行う場合は指導者の手ほどきを受ける方が感銘だ。
ただ打たれるのであればそれは、水浴びになってしまう。
やはり、行(ぎょう)には、作法というものがあるようだ。
行衣は白装束が一般的で男性は白いフンドシ、私がジョークで赤フンではダメですか(笑)? と尋ねたら
神主は、突拍子もない質問に、ちょっと困惑顔を見せながらも丁寧に説明してくれた。
まず 死ぬほどの覚悟を表すためにも 心身ともに清き姿で行うべし…
礼をしてから滝に向かい エイ!と力強く気を入れて手刀を切る。
肩の力を抜いて、 水が体を貫けて行くようなイメージで柔らかく受ける。
自然と向き合い 自然と一体化 する事が良い打たれ方であると‥‥
う〜ん?? なるほど!何処かで聞いたような?
ふと合気道の道場を思い出し 頬を緩める自分がいた。
早速 小生も滝に入り にわか修行者の仲間入りを試みた。
滝という激しい水の中では雑念など湧く余裕などまったくなく、水の音と光に包まれて
まるで何かに守られている様な不思議な安らぎさえも感じた。
出た後の満足感、そして爽快感は何とも言えぬものがあった。
水音とヒグラシの鳴き声だけが カナカナッカナカナッと静かな山間に響き渡っていた‥‥by 濱 覚
(2011.08.12)