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Topics / Photo Essay Vol.15「大 震 災」

大震災

大 震 災
いつもは、のどかな海辺の町が3月11日を基点に跡形も無く変貌した…あれから2ヶ月‥‥
私は、痛む足を引きずるようにして、被災地を訪れた。ア〜ッ! 感嘆詞と共に しばし、呆然とした。
まず、目に飛び込んできたものは、ガレキの山、其処は まるでミサイル攻撃でもうけたかの様な荒涼とした風景が一面に広がっている。
宮城県 亘理町では、海岸から4Kmほど離れた墓地にまで津波が押し寄せ、
流された車が墓石を乗り上げ ひっくり返っている。大墓石は今を憂えながら微動だにしていない。
オイ、オイ、マダ、マダだ! このような事で負けてはならない! そう言っているかのように私には見えた。
夕べ 酒を飲み交わした福島の漁師の言葉を思い出した。
「天災ならば諦めもつくが、人災ならば、なかなか諦めきれない」
でも、頑張るしかないんだよな 生き残れたんだからさ 使命がきっと有るんだよな?
死んでいった者たちが もういっぺん生まれ変わっても 此処で暮らしたいと思える位の 街を創らなきゃ‥‥
少し汚れたタオルの鉢巻を締めなおし、大粒の涙を飲み込んで 搾り出す様に、そう言った。
別れ際、自分たちの方が大変な時なのに、笑顔で私の足を心配してくれている。東北人は優しくて我慢強い。
祈るような気持ちで 青いっぱいの空を見上げた。
瓦礫に埋もれた畑から力強く ひばりが飛び立った 真っ直ぐに天をめざして‥‥by 濱 覚
(2011.05.13)